
女性にうれしい栄養素の宝庫! 菜の花と砂肝の春パスタ
SUMMARY
- ・菜の花も砂肝も、美容と健康に役立つ栄養の宝庫
- ・保存の利くコンフィは少し多めに作っても
- ・まとめ
日に日に暖かくなる今の時期は、春の野菜のおいしさがぎゅっと増してくるシーズンでもあります。
菜の花もそのひとつ。おひたしのイメージが強いかもしれませんが、実はパスタとの相性も抜群。
「イタリアンから和風までアレンジの効くパスタに菜の花を取り入れてみました。砂肝との相性が最高ですよ」と料理家の志津野倫子さん。
春らしさ満開のパスタを教えていただきました。
菜の花も砂肝も、美容と健康に役立つ栄養の宝庫
春の訪れを教えてくれる菜の花は、ほんのりとした甘さとほろ苦さ、そしてシャキッとした触感のある緑黄色野菜。βカロテン以外にもビタミンCや葉酸、鉄、カルシウムなど、女性にうれしい栄養素の宝庫です。苦み成分にはデトックス効果が期待できるともいわれていて、まさに女性の味方の食材。
低カロリー、低糖質、高たんぱくの砂肝は、ダイエットにもぴったりの食材。鉄や亜鉛といったミネラルや、ビタミンB12、葉酸も含みます。
「今回はコンフィにした砂肝をパスタに使うのがポイント。あらかじめオイルで煮ることで食感が少し柔らかくなります」と志津野さん。
保存の利くコンフィは少し多めに作っても
「砂肝のコンフィは、下処理さえしてしまえば、あとは火にかけるだけと、とても簡単。ただし火が強すぎると、砂肝が硬くなってしまうので、その点だけ注意してください。保存が1週間ほどきき、ワインのおつまみにもぴったりなので、分量より多めに作って楽しむのもおすすめですよ」(志津野さん)
【材料】(3~4人分)
砂肝 300g
菜の花 1パック
長ネギ 1本
にんにく 1片
パスタ 240g
オリーブオイル 適宜
塩 砂肝の重量の1%
コショウ
<トッピング(お好みで)>
チーズ 適宜
柚子胡椒 適宜
【作り方】
1.砂肝は2つがつながっているので半分に切り、すじと黄色い脂肪をとります。
2.砂肝に切り目を入れて、塩コショウを揉みこみます。
「切り目を入れることで、食べやすい触感になります」
3.長ネギは斜め切りに、にんにくは薄切りにします。
4.鍋に砂肝、長ネギ、にんにくを入れてオリーブオイルをひたひたになるまで注ぎ、弱火で40~60分煮ればコンフィの完成です。
「ギリギリ煮立たないくらいの火加減がベストです。放っておくだけでいいのですが、ときどき様子をみて火加減を調整してください。一度水分が出てきますが、その水分がなくなるまで煮ることと、フタをしないことがポイント。フタをすると温度が高くなり、砂肝が硬くなります」
5.大きめの鍋にお湯をわかして、塩少々(分量外)とオイル少々(分量外)を入れ、菜の花をさっと茹でます。そのお湯でパスタを表示時間分茹でます。
6.フライパンに砂肝(オイルを軽く切る)、菜の花を入れて軽く温めます。
7.パスタ、コンフィのオイル大さじ2、パスタのゆで汁大さじ2を足して和えて完成です。
「パスタのゆで汁を加えることでオイルが乳化され、味にまとまりが出ます。味付けはコンフィのオイルの塩加減のみで充分ですが、お好みで削ったチーズを。柚子胡椒も意外と合いますよ」
まとめ
コリコリとした砂肝の食感と菜の花のほろ苦い味わいがクセになる、春ならではのパスタ。噛み応えがある分、満足度が高いのも魅力です。
菜の花の旬はあと少し。スーパーに並んでいるうちに、一度お試しください。
砂肝に含まれるたんぱく質はビタミンCといっしょにとると、コラーゲンの生成をサポートするといわれています。菜の花にもビタミンCは含まれますが、お食事前にLypo-Cでもぜひ補ってください。