どうやって摂る?【ビタミンC】~お料理でもっと効率的に 今が旬!栄養が凝縮された「カリフラワーリゾット」
SUMMARY
- ・知らなかった人も多い!?実は、カリフラワーは栄養の宝庫!
- ・ダイエット中にもおすすめな“かさ増し”リゾット
- ・まとめ
肌寒い日もあれば、少し汗ばむ陽気の日もあるように、春は1年のなかでも最も気温差があると言われている季節です。その変化に体がついていけず不調を感じるなど、肌も体もゆらぎがちに…。
「そんなときは温かい食事で体を整えてあげましょう。温かい食事は消化をサポートし、スムーズに栄養を吸収できると言われています」と料理家の志津野倫子さん。
今が旬の野菜、カリフラワーのリゾットを提案してくださいました。
「カリフラワーは実は栄養の宝庫。1年中スーパーで見かけますが、旬は11月~3月です。この時季のカリフラワーは栄養だけでなく、甘みも増してくるので、ぜひ旬のうちに作ってみてください」
知らなかった人も多い!?実は、カリフラワーは栄養の宝庫!
白くてブロッコリーに似た形が特徴的なカリフラワー。実は女性にうれしい栄養の宝庫だということをご存知でしたか?
まずはビタミンC。キャベツの約2倍と、野菜の中でも多く含まれています。ビタミンCは熱に弱いことでも知られていますが、カリフラワーに含まれるビタミンCは加熱しても失われにくい特徴があります。
「リゾットにしてもしっかりビタミンCを摂ることができますよ」(志津野さん)
そしてビタミンK。あまり聞きなれない栄養素ですが、血液を凝固させるために必要な栄養素です。
また、ビタミンKには骨密度を高めるサポートも。骨密度は加齢や女性ホルモンの減少とともに低下しやすいので、食事でビタミンKを摂ることはとても大切です。
カリフラワーは食物繊維も豊富。水溶性と油溶性がありますが、カリフラワーに含まれているのは不溶性食物繊維で、便のかさを増やす働きがあり、便秘解消の効果が期待できます。
そのほかに「造血のビタミン」といわれている葉酸や、ナトリウムを体の中から排出してむくみを防止するカリウムも含まれています。
ダイエット中にもおすすめな“かさ増し”リゾット
「カリフラワーライスといって、ごはんの代わりに刻んだカリフラワーを代用するダイエット法があります。最近では、ライスボウルのライスをカリフラワーライスと選べるカフェなども増えてきました。今回のリゾットもお米と一緒にカリフラワーを炊くことで、かさ増し効果があります。しっかり食べてもおなかが重くならず、血糖値の急上昇も抑えられますよ」(志津野さん)
【材料】(3~4人分)
カリフラワー 300g
お米 1カップ
スープストック 600cc
ローリエ 1枚
オリーブオイル 大さじ1
バター 20g
白ワイン 100cc
パルメザンチーズ 40g
【作り方】
1.カリフラワーを約1cm角に刻みます。
「茎も食べられるので、細く刻んで加えてくださいね」(志津野さん)
2.スープストックにローリエを入れて鍋で温めます。
3.鍋にオリーブオイルをしいてカリフラワーを炒めます。全体に油がまわったら水を大さじ3、塩少々を加えフタをして5分ほど蒸し煮に。フタを開けてさらに5分ほど火にかけて水分を飛ばします。
4.バターとお米を3に加えて、お米が透き通るまで炒め、ワインを注いでアルコール分をとばします。
「お米は洗わないで使います。水分が多いとベタッとした仕上がりになってしまいます」(志津野さん)
「そしてここからはあまりお米に触らないのがポイントです」(志津野さん)
5.スープを3回に分けて注ぎ、トータル15分ほど弱火で炊いていきます。
「フタはしないこと。スープが減ったら、残りのスープを入れていきましょう。この間にチーズをすりおろしておきます」(志津野さん)
6.15分ほどしてお米がスープを吸い込んだら、火を消してフタをし、2~3分蒸らします。最後にすりおろしたパルメザンチーズを加え、ざっくり混ぜて出来上がり。
「アルデンテに炊きあがったお米と、カリフラワーの甘み、そしてチーズのコクが合いまった絶品の一皿です。美容と健康をサポートする栄養もたっぷりなので、ぜひ楽しんで召し上がってください」(志津野さん)
まとめ
「カリフラワーはリゾットのほか、ピクルスや蒸し野菜、茹で野菜などさまざまな調理法で活躍する万能野菜です。旬のうちにリゾット以外でも味わってください」(志津野さん)
そしてカリフラワーにはビタミンCが豊富と前述いたしましたが、気温差や環境の変化など体や心に負担がかかりやすい春はいつも以上にビタミンCを消費します。Lypo-Cもプラスして、ゆらぎやすいこの時季を健やかにお過ごしください。