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顔にニキビができる原因と種類は?自分でできる予防・改善方法

SUMMARY

  1. ・顔のニキビは何故できる?
  2. ・顔にできるニキビの種類
  3. ・顔のニキビの予防・改善方法
  4. ・生活習慣を見直し、顔にできるニキビを対策しよう


ニキビは顔に1つできるだけでも、憂鬱な気分になってしまいますよね。ニキビは医学用語で「ざ瘡(ざそう)」と呼ばれ、思春期だけでなく、20代以降でも悩む方が多い症状です。

ニキビができる原因はさまざまなので、普段の生活習慣を振り返り、正しいケア方法を取り入れる必要があります。本記事では、ニキビができる原因や予防・改善法を紹介します。ニキビを正しくケアし、ツルツルな肌を手に入れましょう。


顔のニキビは何故できる?

ニキビができる原因の1つは、アクネ菌の過剰な増殖です。アクネ菌とは、皮膚の常在菌の一種で、皮脂をエサにして増殖する性質があります。アクネ菌は酸素に触れることを嫌うため、皮脂が豊富にあり酸素が少ない、毛穴の奥深くで増殖しやすいのが特徴です。アクネ菌が増殖すると炎症が起こり、腫れや赤みが出て、ニキビができてしまいます。

さらに炎症が進むと化膿し、場合によってはニキビ跡が残ることもあります。ホームケアで対処するのが難しいと感じた場合は、悪化する前に皮膚科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。


顔にできるニキビの種類

ニキビは進行度によって4種類に分けられます。ここからは、顔にできるニキビの種類について解説します。


●白ニキビ

ニキビができ始めたときに見られるのが「白ニキビ」です。白ニキビは「コメド」や「面皰(めんぽう)」と呼ばれることもあります。あごや小鼻、鼻の下など、皮脂が多く分泌される場所にできやすい傾向です。色は白く、プツッと盛り上がっているのが特徴で、炎症や痛みを感じることは少ないとされています。

白ニキビの主な原因は、毛穴詰まりです。古い角質や皮脂、汚れが毛穴に詰まることでできます。白ニキビの時点で正しくケアをすれば、重症化して跡が残ることはほとんどありません。炎症が起きていない白ニキビの時点で治療することが、ニキビケアの鉄則です。


●黒ニキビ

白ニキビが進行すると「黒ニキビ」になります。毛穴に溜まった古い角質や皮脂が、空気に触れて酸化することで黒くなり、目立った見た目になってしまいます。一般的に「Tゾーン」と呼ばれる、おでこや小鼻にできやすい傾向です。

黒ニキビは、炎症や痛みが出ることは少ないとされています。黒い点が気になっても、指で押し出したり、ゴシゴシ擦ったりすることは控えましょう。肌がダメージを受け、ニキビが悪化する可能性があります。


●赤ニキビ

黒ニキビが進行し、炎症を起こした状態が「赤ニキビ」です。痛みやかゆみを伴い、メイクも満足にできないことがあります。

赤ニキビは、皮脂量の多いTゾーンに加え、外部からの刺激を受けやすい部位にできることが多いです。具体的には、フェイスラインや口周り、頬に発生しやすいとされています。赤ニキビは、肝機能の低下やホルモンバランスの乱れ、乾燥などが原因で起こることもあります。


●黄ニキビ

化膿して膿ができた状態が「黄ニキビ」です。赤ニキビが悪化することで、炎症が進み、膿が溜まることでできます。黄ニキビは、ニキビの最終段階といわれることもあり、かゆみや痛みを伴うことが多いです。皮脂や古い角質などが周囲に漏れ出し、炎症が肌の深い層にまで達しているため、治るまでに時間がかかります。

もしニキビの膿が気になっても、自分で潰さないようにしましょう。肌を傷つけ、ニキビ跡が残る可能性があります。早めに皮膚科を受診し、ニキビを治療することが大切です。


顔のニキビの予防・改善方法

きれいな肌を維持できるよう生活習慣を見直しつつ、もしニキビができた場合は、早く治るよう適切にケアすることが大切です。ここからは、ニキビの予防・改善方法を紹介します。


●食生活を見直す

ニキビができる原因の1つは皮脂の過剰分泌です。脂質や糖質を多く含む食品は摂りすぎないように心がけましょう。揚げ物やお菓子はできるだけ控え、栄養バランスのいい食事を摂ることが大切です。

また、ビタミン類を積極的に摂るのもおすすめです。ビタミン類は、体のコンディションを整えるのに役立ちます。ビタミンを豊富に含む食品は以下の通りです。

●正しくスキンケアをする

適切なスキンケアを行わないと、肌に負担がかかり、かえってニキビが悪化する恐れがあります。ここからは、洗顔・保湿・紫外線対策の3つのポイントに分けて紹介します。


①洗顔

メイクによる毛穴詰まりは、ニキビができる原因になります。長時間メイクをしたままにするのではなく、帰宅後はすぐにメイクを落とすことが大切です。

また、メイクを落とす際はクレンジングを適量取り、メイクと十分なじませてから、ぬるま湯で流しましょう。肌を擦りすぎないよう、手のひらで優しく落とすのがポイントです。生え際やフェイスラインに、クレンジングが残らないよう、しっかりすすぐようにしましょう。

また、クレンジングも洗顔料も、洗浄成分が強すぎるものは避けるべきです。肌に必要な成分まで流してしまい、バリア機能を低下させてしまうリスクがあります。肌をいたわるためにも、セラミドなど保湿成分が配合されている洗顔料・クレンジングがおすすめです。

なお、洗顔は朝と夜の1日2回が基本です。1日に何度も洗顔をするのは避けましょう。過剰な洗顔は肌を乾燥させ、より皮脂分泌を促してしまう恐れがあります。ニキビだけでなく、シミなど他の肌トラブルを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。


②保湿

ニキビができやすい肌質でも、洗顔後の保湿は大切です。肌が乾燥することで、皮脂分泌が促進され、ニキビができやすくなります。洗顔後は化粧水や乳液を使い、肌を十分に保湿することが大切です。

また、保湿剤を選ぶときは「ノンコメドジェニックテスト済み」の表示を基準にするといいでしょう。ノンコメドジェニックテスト済みの商品は、油分が少なく、毛穴に角質が詰まりにくいよう作られています。ニキビができやすい方は、油分が少ない乳液やクリームを試してみるといいでしょう。


③紫外線対策

紫外線を浴びると、肌の角質層が厚くなるため、毛穴詰まりを引き起こしやすくなります。さらに強い紫外線は、肌のバリア機能を低下させるため、さまざまな刺激を受けやすくなります。

ニキビを予防し、悪化させないためにも、紫外線対策は徹底するようにしましょう。日焼け止めの刺激が気になる場合は「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」「敏感肌用」などの表示のある商品がおすすめです。肌への負担を抑えながら、紫外線対策ができます。


●ストレスを和らげる

ストレスが溜まると、交感神経が優位になり、皮脂分泌を促す「アドレナリン」や「テストステロン」が分泌されます。これにより、皮脂量が増加してニキビができやすくなります。

ストレス解消には、腹式呼吸やマッサージ、軽いランニング・ウォーキングが有効です。自身がリラックスできることを行い、ストレス軽減につなげましょう。


生活習慣を見直し、顔にできるニキビを対策しよう

この記事では、顔にできたニキビの予防・改善方法を中心に紹介しました。ニキビは一度できると、治るまでに時間がかかることがあるため、予防を徹底することが大切です。普段の食事やスキンケアなど生活習慣を見直し、ニキビを作らないように心がけましょう。

また、ニキビの症状が進行している場合はセルフケアではなく、皮膚科を受診することが大切です。自己判断で間違ったケアをすると、ニキビ跡として残ってしまう可能性があります。早めに医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。





医療法人 涼葵会 理事長 W CLINIC総院長
足立 真由美

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院
2021年 医療法人涼葵会 W Femina clinic 開院
2022年 医療法人涼葵会W Clinic Homme 開院

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。
「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。
2019年9月には、同ビル10階にdining × studio × farmの3つのZONEからなる会員制スペース“W holistic retreat”を開設。その後2023年4月に“W holistic cafe”~腸活カフェ~としてリニューアルオープン。【美は健康な身体から】というコンセプトのもと動物性食品・白砂糖・白米・小麦・食品添加物を使用しないフード・ドリンクを提供。医療行為以外の面でも、身体によいものを取り入れることを推奨するなど総合的・包括的な健康を提供し、日常を忙しくしながらも、強くしなやかに輝く女性を応援している。

形成外科医、美容皮膚科医・美容外科医としての経験を活かし“美は健康な身体から”をテーマとした「W CLINIC」を大阪に設立。
医療行為だけでない、からだ本来の健やかで美しい状態を提唱しホリスティック医療を取り入れた多彩なアプローチで最新の美を提供。

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