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美肌や美白とは?肌が黒っぽく見える理由や美白ケアについても紹介

SUMMARY

  1. ・美肌や美白とは?
  2. ・肌が黒っぽく見える原因
  3. ・すぐできる美肌・美白ケア方法
  4. ・まとめ


透き通るような「美肌」は、いつの時代の女性にとってもあこがれです。そんな美肌を手にするためにはどのようなケアをすればよいのでしょうか。
この記事では、肌が黒っぽく見える原因を解説するとともに、自宅ですぐにできる美白ケアの方法を紹介します。


美肌や美白とは?

まずは「美肌」や「美白」とはどのような状態の肌を指すのか解説します。

・潤いがある
・ハリがある
・弾力がある
・なめらか
・血色が良い
・ツヤがある

これらの条件が健康的に整っている状態の肌が「美肌」です。特に重要なのが潤いで、肌の水分を十分に保つことでハリや弾力のある肌をキープできます。
また、「美白」という点においては透明感があるかどうかも大切なポイントといえるでしょう。ただ色が白いというだけでは「美白」とはいえないのです。


肌が黒っぽく見える原因

続いて、肌が黒っぽく見えてしまう原因について解説します。肌が黒っぽく見えてしまうことにはさまざまな理由があり、美白肌になるためにはそれらを取り除かなくてはなりません。原因を知って対策をし、美白肌を目指しましょう。


シミ・そばかす

多くの女性がもっとも気にしているのがシミやそばかすです。これらは、紫外線を浴びてメラニンが生成され、肌に沈着してしまうことでできます。一度沈着したメラニンはすぐには排出できず、肌のターンオーバーによって少しずつ時間をかけて排出されるのです。
ターンオーバーは加齢とともに遅れるため、40代以降では排出にはさらに時間がかかります。
シミは肌の老化でできることもあり、そばかすは紫外線だけではなく遺伝のためにできる場合もあります。


乾燥

美肌の大敵である乾燥も、肌が黒っぽく見える原因のひとつです。肌が乾燥するとキメが乱れたりハリが失われて影ができ、くすんで見えてしまいます。
また、乾燥肌になると健康肌なら問題ない程度の小さな刺激でもメラニンが生成されてしまい、肌に沈着して黒ずみの原因となるのです。
乾燥肌は、腸内環境の乱れによる肌のターンオーバーの乱れや、洗顔のしすぎ・強すぎる洗顔料の使用などが原因で引き起こされます。そのほか、エアコンによる空気の乾燥にも注意が必要です。


貧血

女性は月経もあるため貧血になりやすいものです。貧血の状態とは、赤血球やヘモグロビンが減少して体内が酸欠になった状態を指します。主な原因は鉄分不足です。その状態では肌に十分な栄養や酸素が行きわたらなくなり、血の気が引いたように顔色が悪くなったりくすんで見えてしまいます。
疲れやストレス、冷え・運動不足などによる血行不良もくすみの原因になるため、適度な運動や入浴が効果的です。


日焼け

美白の大敵として代表的ともいえるのが日焼けです。肌が黒っぽく見えてしまうもっとも大きな原因は、紫外線によるダメージといえます。紫外線を浴びることでメラニンが過剰生成され、肌の表面を黒くしてしまうのです。
通常、肌のターンオーバーによってメラニンの排出が行われますが、強い紫外線を浴びたりターンオーバーが滞っていたりして追い付かなくなると肌に沈着し、日焼けをしてしまいます。結果的にシミやそばかすにもつながるため、美肌・美白を目指すために日焼けは最大の敵といえるでしょう。


肝斑(かんぱん)

肝斑とは淡褐色の色素班で、両頬やあご・額などに左右対称・同じ大きさ・同じ形で広がるのが特徴です。輪郭がはっきりとしている一般的なシミとは違い、もやもやと広がる境目がはっきりしない地図状の形で見えます。女性ホルモンが大きく関係していると考えられており、更年期にさしかかってホルモンバランスが崩れがちな、30代後半~50代くらいの女性に多く見られるものです。ほかにも間違ったスキンケア、紫外線によるダメージやストレス、睡眠不足なども原因とされています。


すぐできる美肌・美白ケア方法

最後に、自分ですぐにできる美肌・美白ケアの方法を紹介します。美しく白い肌を目指すためには、肌の外側からだけではなく身体の内側からのアプローチも大切です。日々のスキンケアの見直しや生活習慣の改善など、基本の美白ケアで透明感のある美しい肌を目指しましょう。

腸内環境を整える

腸内環境が乱れていると、肌によい成分を摂取しても栄養が肌まで行きわたりません。ターンオーバーの乱れにもつながるため、腸内環境を整えることを意識しましょう。
腸内環境を整えるには、海藻類に多く含まれる水溶性の食物繊維や、ヨーグルト・納豆などの発酵食品を摂ることがおすすめです。そのほかにも甘酒や、オリゴ糖が多く含まれる野菜や大豆などを積極的に摂取してみましょう。適度な運動や良質な睡眠も、腸内環境の改善に役立ちます。


糖質や油分の食べ物は控える

美肌を心がけるためには、肌に悪影響を及ぼす可能性のある食べ物を控えることも大切です。糖質が多く含まれる食べ物は、脂質やタンパク質と結びつくことで糖化と呼ばれる現象を起こします。糖化を起こすと肌のハリを保つために必要なコラーゲンが破壊されて、しわやたるみの原因となるのです。
また、油分を多く摂りすぎると皮脂が過剰に分泌されるおそれがあります。皮脂が酸化するとメラニンが分泌されてくすみの原因になるため、油分の多い食べ物にも注意が必要です。


正しい洗顔をする

肌に刺激を与えないように正しい洗顔が大切です。強くこすったり熱いお湯で流してしまうと、肌が乾燥してメラニンが生成されてしまいます。清潔な手で十分に泡立てた洗顔料を使い、肌に手が直接触れないよう泡を転がすように洗いましょう。すすぐ際は、ぬるま湯で丁寧に20~30回すすぐのがおすすめです。洗顔後は必ず化粧水と乳液で保湿します。丁寧に保湿ケアをすることで、肌のバリア機能を整えやすくするためです。


紫外線対策をする

美白のもっとも大きな敵は紫外線です。なるべく日に当たらないようにして、紫外線によるダメージやメラニンの生成によるくすみやシミを防ぎましょう。
夏以外でも、外出をする際には日焼け止めクリームを塗る、日傘をさすなどの紫外線対策は欠かせません。
また、日に当たらないようにすることによって、本来日に当たることで生成されるビタミンDが不足してしまいます。食事やサプリメントで補給するとよいでしょう。


良質な睡眠をとる

美しい肌を保つためには良質な睡眠も欠かせません。肌のターンオーバーは生活習慣に大きく左右されます。ターンオーバーが乱れてしまうとメラニンがなかなか排出されず、シミやくすみが改善されません。
また、睡眠中は成長ホルモンの分泌によって日中受けた肌ダメージを回復します。毎日なるべく同じ時間に一定の時間、深い睡眠をとれるよう寝る前にはスマホの使用を控えてリラックスするのがおすすめです。良質な睡眠は、肌トラブルの原因となるストレスの軽減にもつながります。


適度な運動をする

適度な運動は、健康やダイエットのためだけではなく血液とリンパの流れを整える効果があります。血行不良は肌がくすんで見える原因になったり、ターンオーバーの乱れにもつながるため適度な運動で血行を改善しましょう。
肌のターンオーバーを促して代謝が良くなることで、シミやくすみの原因であるメラニンを排出しやすくなります。エクササイズやウォーキングなどの軽めの運動を心がけることがおすすめです。


まとめ

美肌・美白を目指すための基本のケアは、正しい洗顔と丁寧な保湿、摩擦を避けたスキンケア・紫外線対策です。肌が黒っぽく見えてしまう原因をなるべく取り除き、正しいケアを続けることで透明感のある美しい肌を目指せます。
今回ご紹介した方法で、身体の外側と内側、両方から肌を整えてみましょう。

記事監修


矢加部文院長
みやびクリニック

長崎大学医学部卒業後、長崎大学形成外科入局。
福岡大学形成外科レーザー外来・美容医療担当の経験などを経て、
2016年に形成外科・美容皮膚科みやびクリニックを開院し、院長を務める。


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